クロムメッキ加工　三価クロムめっき　プラスチックめっき加工のことなら東南工業へお任せください。

６価クロムめっき

　現在、めっきと言えば、クロムめっきが主流で、自動車の外装から身近な食器まで、幅広く使われております。
これは、耐摩耗性、耐食性、耐熱性が、めっき被膜中一番優れ、製品に付加価値の付与、製品の性能向上が行えるためです。クロムめっきの被膜は、0.1〜0.2μｍ(0.0001〜0.0002ｍｍ)程度ですが、下地にニッケルめっき等を施します。
　通常クロムめっきの工程では、６価クロムを使用します。この６価クロムは、非常に強い酸化力を持つことから、有害物質としてＲｏＨＳ等でも規制されています。
　このなかで、「クロムめっきは、危険ではないか」との認識を持たれる場合がございます。しかしながら、クロムめっきの工程では、６価クロムのイオンが金属クロムに変化し、実際には、被膜の形成に６価クロムは存在しません。全てが金属クロムとなります。金属クロムは、ステンレス等の金属にも含まれ、上記にも記しましたが、食器にも使われています。
　したがって、「クロムめっきが危険」との認識は基本的に誤りであると、言えます。また、６価クロム酸を使わずに３価クロム塩を使用する、環境に優しい３価クロムめっきも当社での施工も可能です。

＜用途＞　　自動車部品の内外装
　　　　　　　　自動車内装−シフトボタン、オーディオ装飾等
　　　　　　　　自動車外装−エンブレム、ラジエターグリル、ナンバープレート等
　　　　　　家電製品部品

３価ダーククロムめっき

　６価クロムめっきは、めっき工程内で６価クロムを使用するため、その毒性(主に発がん性)について懸念があります。また、ＲｏＨｓ指令により環境負荷物質として６価クロムが指定され欧州の自動車部品、家電部品の６価クロムめっきの使用削減が加速しました。これに伴い、日本国内の家電業界も追従しました。この代替え策として３価ダーククロムが注目されていますが、何点か問題点があります。薬品代、排水処理費が６価クロムめっきより割高傾向。同じ薬品を使用していても、処理時間、温度、濃度、ｐＨなどの液自体の要因等により色調のバラツキがあります。また、耐食性が６価クロムめっきより、従来は劣っていると言われましたが、現在では、同等のレベルになっています。環境にやさしく、また、自動車メーカーが６価クロムの含有の心配のない３価ダーククロムめっきの需要が見込まれます。

＜用途＞　　自動車部品の内外装
　　　　　　　　自動車内装−シフトボタン、オーディオ装飾等
　　　　　　　　自動車外装−エンブレム、ラジエターグリル、ナンバープレート等
　　　　　　家電製品部品

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金めっき

　古代より刀剣、仏像、仏具、装飾具等に施され、現在でも美観を良くする技術として不可欠なめっき法です。
特長は、化学的に非常に安定しており、全金属の中でも最も錆びにくい元素でもあります。ただし、高価な貴金属のため、めっき被膜は、薄い膜となります。したがって、装飾めっきが一般的です。

＜用途＞　　アミューズメント部品
　　　　　　装飾部品

スズ・コバルト合金めっき

　スズ(Ｓｎ)・コバルト(Ｃｏ)の合金めっきでクロムめっきに近い優美な淡いシルバー色めっきです。色調が、クロムめっきによく似ているために、６価クロムの代替えとして用いられています。
　しかしながら、クロムめっきより、耐食性、耐摩耗性にやや劣ると言われております。ただし、複雑な形状にも均一にめっきができるなど、クロムめっきの欠点をカバーすることが可能なめっきです。

＜用途＞　　アミューズメント部品
　　　　　　装飾部品

ニッケルめっき

　単独で使用されたり、光沢性や、耐食性の付与のため、クロムめっきを含めて下地の処理として使われます。光沢性付与　耐食性付与のめっき処理も可能です。
　ニッケルめっきは、コスト、耐食性、光沢性、使いやすさ等の特長を超えるめっきは、いまだにありません。
ただし、変色が発生しやすいため触手製品には向きません。

＜用途＞　　クロムめっき等の下地処理

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